第49回全日本病院学会秋田大会で感じたこと
 

地域ケア連携室 青柳利之

全日本病院学会には、今年初めて参加させて頂き、自分なりの視点で一般演題を中心に見聞してきたことを報告したいと思います。
まず感じたことは、他団体の学会や研修大会と違って、医療や介護、福祉に携わる多くの職種が参加できるオープンスタイルのイベントであることに多少驚きを覚えました。
また、医師や看護師などの医療職が集まるイベントの中では、福祉や介護の現場で働く者は萎縮してしまうのが一般的ですが、この学会では、各セッションにいろいろな職種の人が集まり、それぞれの立場で演題の聴講や質疑が行われており、チーム医療の発展性を強く感じることができました。
その中で私が最も注目したのは、「回復期リハビリ病棟における介護職の役割〜チームアプローチ介入に向けて」
というテーマでした。
医療機関で働く介護職は、一般的には看護の補助…というイメージが強く、介護職としての専門性や重要性は、他の職種と比べ低い評価に留まっている傾向(私の偏見であれば謝りますが?)にありますが、介護職がチームの一員としての役割を果たし、周囲から評価され、その成果を学会で報告するということは、介護職の方にとって大きな励みになることは間違いないことだと思いました。
更に、そのような実績を評価し、全国レベルの学会で演題発表の機会を与えた医療機関のフロントにも敬意を感じております。
当院でも、回復期リハビリ病棟の開設を考えている中、介護職が果たす役割は決して少なくない…ということを再認識する機会でもありました。
今後は、今回の学会で学ばせていただいたことを、業務のなかに反映して参りたいと考えております。

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第49回全日本病院学会 秋田大会で研究発表を行って

地域ケア連携室 前田直子

 私達が、『療養病床の医療区分が当院の退院援助に及ぼす影響〜調査から見えてきたもの、そして今後の対策を探る
 〜』の研究を始めたのは、昨年の秋頃からでした。療養病床についての制度改正を受けて、退院先を悩むケースが今まで以上に増えてきた時期でもあったように思います。
 医療依存の高い方はもちろん、医療依存が高いわけではないけれども、熱が出やすいなどで入退院を繰り返すであろうという療養者様が、安心して入院していられるところが『療養病床』であったのが事実で、今回の改正では、そのような医療区分の低いと言われるケースの入院が難しくなってしまいました。その為、以前であれば療養病床への転院を考えたケースも、他の介護保険施設への入所や自宅への退院を考えていかなければならない状況となってきています。
 今回この研究をし、全てが解決したわけでも、何かが決定したわけでもない変わり行くものではありますが、今後どのようなことが予測され、どう対処していったらいいのかをじっくりと考えることができました。その中で、療養者様やご家族に対して、様々な社会資源を必要な時期に大いに活用できるよう他職種と連携をはかり、引き続き援助していくことが、安心した療養をしていただくために一番大切なことだと、今後の援助に対する方向性を再確認しました。
 他の演題の中で、自分の発表の前に緊張の中で聞いた高次脳機能障害の患者様に関するMSWの演題が、最近関わることも多くなってきたため、特に興味深いものでした。その他様々な演題があり、普段得られない情報や分野に触れることも出来ました。様々な職種が、直接は見えなくとも連携を取り補い合って医療が成り立っているのだと、実感させられました。
 このような大きな場での発表の機会を与えて下さり、有難うございました。
 

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全日本病院学会秋田大会に参加して

地域ケア連携室  飯島清子

 去る9月22日〜23日に、第49回全日本病院学会秋田大会が開かれ、共同演者として参加してきました。
 演題は[療養病床の医療区分が当院の退院援助に及ぼす影響から見えてきたもの・・・そして今後の対策を探る]というテーマでMSWの前田直子さんが発表を行いました。
 演題発表の当日は早朝からの秋田入りであり、緊張しながらも発表に望みましたが、座長の質問にも的確に返答することができ、同行された渕上理事長より、95点という高得点をいただきました。
 他職種の方々が多種多様な発表をする中で、MSW/地域連携部門において、‘‘認知症外来におけるMSWの同席‘‘の発表に興味を持ちました。認知症ケアにおいては疾患に対する治療のみならず、生活支援、あるいは抱える家族に対してのケアが必要であることから、外来時にMSWが同席し、種々の問題につき迅速に対応を行っている。MSWの早期介入により患者様、ご家族のニーズに速やかに対応しているとの内容でした。
 当院には認知症外来(物忘れ外来)はありませんが、脳外や内科外来において、年々増加している患者様、ご家族に安心して通院や入院していただけるように対応しなければならないチームアプローチの重要なこと及び役割と責任の重さについて再認識しました。
 また、特別講演として[ 死んでたまるか! 〜掌蹠膿疱性骨関節炎との戦い〜  ]
講師 奈美悦子さんの講演を聴講しました。
 前半は芸能界へ入ることになった経過等をテレビのバラエティで話されているように楽しく話され、後半はご自分の病気が発症し、[何なんだろう・・・何の病気だろう、私はこのまま死ぬの・・・]毎日襲ってくる激痛に苦しみ抜いた絶望の果て、やっと巡り合えた本庄第一病院の前橋先生の[この病気治りますよ。]との一言に救われたことを感情豊かに話してくれ、感動いたしました。体験した患者様の声を聞くことができたことに加え、テレビで見る以上に若く、きれいですばらしいプロポーションに驚いてしまいました。
 今回大会に参加して、医療・福祉・看護・介護に関する多様な角度からの発表を聴講することができ、自分たちの知らない分野での知識を多く吸収することができ、更なる仕事の糧になることと思います。
 このような機会を与えていただき、ありがとうございました。

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第49回 全日本病院学会 秋田大会に参加して

協和中央病院 看護部 麻尾 友香

 私達の研究は、液体経腸栄養剤による誤嚥性肺炎や下痢、嘔吐(以下合併症)の患者様に対して、半固形栄養剤使
用による合併症予防効果の検証したものでした。
現在、脳血管疾患患者の長期栄養管理法として、経鼻胃経管栄養法での経腸栄養の導入が多くなっています。しかし、液体経腸栄養剤で合併症を繰り返すこともあり、経腸栄養での栄養管理が困難になることがあります。最近胃瘻による長期栄養管理において、液体経腸栄養剤で合併症を起こしている症例に、半固形栄養剤を用いて改善したケースが多く報告されているため、経管栄養法においても半固形栄養剤の導入が可能かどうかについて検討しました。
 対象患者様には研究に対する同意を頂き、主治医、スタッフの協力のもと研究を進めていきました。今回は2名の患者様に対して実施し、結果経管栄養法でも、NGチューブ内に半固形栄養剤が残らなければ、導入は可能と考えられました。しかし、合併症を起こしている患者様によって様々な要因がある為、導入時には、その適応について十分に検討する必要があると思われました。
 今回のような大きな学会への参加は初めてでしたが、研究の口頭発表もでき、フロアや座長の先生から質問もいただき、かなり緊張しましたが、様々な部署からの症例・事例を聞く事ができ、大変勉強になりました。今回の学会へ参加出来た事は、私にとって大きな自信となりました。またどこかで、機会に恵まれれば今後も学会へ参加できる研究ができればと思えたのは、正直自分でも意外でした。これも淵上理事長、入江部長、下条師長をはじめ、病棟の皆さんが私にこのような機会をあたえてくださったおかげ、と大変感謝しておりますと同時に、後輩の皆さんにも是非このような機会を通じて、自分たちを見直す機会を与えて下されば幸いに思います。
 

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第49回全日本病院学会秋田大会に参加して

協和中央病院 看護部 小口 秋子

 平成19年9月22〜23日にかけて看護研究発表のため全日本病院学会に参加しました。今まで研究を発表するときは、看護師だけの大会が多かったのですが、今回の大会は看護師だけでなく多様な職種の方々が一堂に会し、看護師からみた医療だけでなく、様々な視点からの医療の問題点や改善点などたくさんの演題が聞けてとても勉強になりました。全日本病院学会というだけあって演題に対してたくさんの質疑応答が交わされ出席されている方々のレベルの高さを実感しました。一般演題のほかにも様々な課題でのシンポジウムなどもあり、今回この大会に参加できてとてもよかったと思います。 また、特別講演での奈美悦子さんの話もとても面白く、面白さの中にも医療従事者の患者様への関わり方などの問題点について「患者様の立場に立って」
 ということを考えさせられた講演でとてもよかったです。
  今回の全日本病院学会に参加し、これからも医療の質が高くなるような看護について日々勉強し、より良い看護実践につながるよう頑張りたいと思いました。

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第49回全日本病院学会秋田大会に参加して

医療法人恒貴会 財務経理課 課長補佐 大木武彦

○ 9月22・23日の2日間にかけて、第49回全日本病院学会秋田大会に参加させて頂きました。
  会場は2ヶ所に分かれましたが、その中で7エリアにて一般演題発表、講演等が行われました。 
  一般演題発表病院数も全国で約150を超え、また、演題発表数は200を超えるほどの大会でした。
  その他、特別講演、特別企画、ランチョンセミナー等が行われ、現在の医療界の問題点、各病院での対策や、実施し
  ている研究発表と、どこも熱心な力のこもる発表でした。
  一般演題は、診療・看護・リハビリ・介護・MSW・情報管理・病院管理・栄養・薬剤・臨床検査・放射線と各病院がそれ
  ぞれ研究し、実施している方法や結果、改善事項と言うような内容が多数でした。
○  当院の演題発表
    「療養病床の医療区分が当院の退院援助に及ぼす影響調査から見えてきたもの、そして今後の対札」
      地域ケア連携室 前田直子
    「経鼻胃経管栄養法で半固形栄養剤の導入を試みて 液体経腸栄養剤の合併症により栄養困難な事例」
      南2階病棟看護師 麻尾友香

   当院の演題発表においては、どちらも緊張せずはっきりした発表でした。
   地域ケアからの発表においては、超高齢化社会の中、介護療養型医療施設の大幅な削減に向けての今後の対応
   として内容には、どの出席者も聞入ってました。看護部からの発表では、寝たきり患者様が多い病棟ならではの研
   究事例の発表であり、写真や見やすい文字を活用し、分かり易い発表であった。
   質疑や座長からの質問に対しても、つまる事なく的確な返答ができていました。

○ 一般演題 「残業対策への取り組み」
  診療科目22科 1日平均外来数1,123人 職員数347名のクリニックの演題発表 
  全課残業時間平均2,900H/月(医事課・健康管理センター・血液浄化センター・通リハ・検査課等)
 (医事課47% 1、374H 健康管理課15% 437H 通リハ10% 281H その他)
 医事課 H18・10月の残業時間は、1,374H/月であった。目標削減時間は5%減の1,305Hへ残業時間削減への
 取組みついて。
  残業要因分析→対策の見直し→新たな対策の検討、実施
対策
 ・一律終了時間制(レセプト期間)
 ・会計カード見直し 1人2回→1回
 ・時差出勤導入(遅番・残番)
  上記の業務見直しを行い、結果143H減らし1,231Hにする事が出来た。その後も継続中との事。
  今後の課題としては、残業時間対策の継続・それによる職員の身体的ストレスの軽減、そしてモチベーションの向上
  へつなげられるようにするとの事です。
  ちょっとした業務の見直しを行う事により時間短縮ができることから、当院においても見直しは必要かと思われます。
  また、それにより心にゆとりができ、スキルアップへ繋がるものだと考える。

○ 一般演題 「未収金発生防止への取り組み」
 病床数326床 平均在院日数9,2日 病床稼働率98%
 未収金担当者を2名専属配置し回収、督促、訪問等を行い未収金者へ対応してきた。
 しかし、逆に他職員が未収金に対する意識が薄れてしまい、専属者任せになってしまった。
 この現状を打破する為、全職員が各役割を持って、発生防止の観点から活動を行った。
  役割
 ・入退院管理室・・支払い困難者キャッチ 保険未加入者キャッチ
 ・各病棟入院担当者・・・未加入者へのアプローチ  定期未払者へのアプローチ
 ・未収金管理担当者・・・支払い相談を受ける
 ・MSW・・・支払い困難者を生保へつなげる
 ・医師・Ns・コメディカル・・・支払い困難者の情報提供
 ・未収金対策チーム・・・防止対策の具体案策定 
  (内金の徹底・指導、高額未納者への督促、スタッフへの教育、法的手段の実施)
  未収金発生の対策として
  ・入院費概算表の作成
  ・24H支払い可能な、自動支払機導入 
  ・日曜日、祝日退院への対応として、医事課入院担当者の当番制出勤
  ・預かり金の導入(入院時に3万円預かる)

  この演題を聞き、未収金を減らす為には、未収金を発生しにくくするシステムの構築が必要である。
  次に未収金となりそうな患者を早期に確認し、早期相談を行うこと。そして、各職員が強い意志と情熱を持って未収金
  削減へ取組む事が必要である。

  今回の全国大会に参加して、演題発表に関して感じた事は、スクリーンに画面いっぱいの文字で淡々と読み続ける発
  表は、発表者の独り舞台と感じられた。 また、せっかくまとめ上げたグラフや結果一覧なども、文字が小さく前列者く
  らいしか見えず、後列ではその辺になると誰も聞いていない状況でした。
  聞いている方を引き込ませるには、文字、グラフ、表などの大きさに十分注意しまた、パワーポイントのバックの色使い
  や、それに対する文字の色使いにも注意が必要であると感じました。
 

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第49回全日本病院学会秋田大会に参加して

協和中央病院 医事情報課係長 青木 久則

 第49回全日本病院学会 秋田大会は、秋田県秋田市において平成19年9月22日〜9月23日にて開催され、メイン会場が秋田ビューホテル。サブ会場が 秋田アトリオンの、2会場にて行なわれました。
特別講演、シンポジュウム、ランチョンセミナー、各委員会企画、一般演題
いわゆる研究発表等が実施されて、「医療革新元年〜民間病院の活路を拓く〜」をテーマに初日はシンポジウムや講演会等が行われて、全国から約千人が参加し、一般演題が約200題にものぼっていました。
 時間の関係上全参加は出来ませんでしたが、シンポジウムでは、「勤務医不足下の医療」と題して、医師がパネリストとなり、現在問題となっている医師不足について意見交換がなされていました。
また、一般演題では、診療・看護・病院管理・リハビリ・介護・MSW・ME・情報管理・在宅・検査・薬剤・栄養・放射線等と多岐に渡り研究発表がされていました。当院からは、1、MSW/地域連携  2、看護/実践 の部門で
2題が発表され、両者とも盛会の内に発表が出来たものと感じました。
 同発表会においては、特にDPC関連、電子カルテ関連、医療安全関連(ヒヤリハット・インシデント)・コスト削減・人材育成等、現在各病院で関心の高いテーマが多く発表されていた様に思います。
内容については、実質マイナス診療報酬改定の中での対応等に各病院とも苦慮し、備品購入時の予算配分(優先順位の付け方)・人材育成の取り組み、患者様対応(接遇)の試み、未集金対策等、収入が頭打ちとなっている状況下で、いかに自助努力をして民間病院が生き残りを懸け少しでも利益を上げるかの対策等を試行錯誤しながら運営している感が強く感じられました。
 セミナーでは、「個人情報保護法 〜その意味と対応〜」 
                       講師 弁護士 宮澤 潤 先生
による講演に参加致しました。
法が施行され、既に相当の期間が経過しているが、いまだに過剰反応等の批判があり、逆に反面では、ともすれば少しの事柄でさえ訴訟になりかねない現在、どの病院でも対応に困っている現状があります。
その中で、個人情報保護法の基本的な考え方とその運用の問題点をわかりやすく、具体例を出し、「あくまでも原則を基本に常識的判断を加えて行う」との基本に帰った解説が自分にとって大変勉強になりました。

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第49回全日本病院学会秋田大会に参加して

協和ヘルシーセンター看護部 金子博美

 今回、教育委員会の一員として、秋田大会に参加させていただき、とても楽しく、有意義な時間をすごさせて
いただきました。
 秋田には、初めて行ったのですが、思っていたよりずっと遠く、移り変わる景色を楽しみながらの旅でした。
 秋田国体が、数日後に行なわれる為、駅前は、とても整備されていて、夏祭りの様子を、広場でみることもできました。
 大会は、「医療革新元年-民間病院の活路を拓く」というテーマで、医療改革により、厳しい経営を強いられる民間病院のさまざまな課題を、特別公演や、シンポジウムで聞いたり、さまざまな研究発表を聞きました。
 どの病院も、少しでも良くなるようにと、様々な取り組みをしており、いろいろな課題が見えたりして、とても
勉強になりました。
 日々、業務に取り組む中で、こうしたら、ああしたらと取り組む内容を、発表することにより、自分の向上にもなり、他の職員への刺激にもなる為、積極的に取り組めるような体制と、雰囲気を作るには、どうしたらいいだろうか。
と、考えました。
 理事長先生とも、身近にお話でき、普段、あまり会話を交わすことのない職員間の交流もでき、とても楽しいひとときを、過ごす事ができました。
 ぜひ、皆さんに行ってもらいたいと、思いました。
 「死んでたまるか!掌蹠膿庖症性骨関節炎とのたたかい」という題で、女優の奈美悦子さんが、特別公演をされました。
 病名が解かるまで。50以上の病院を訪ね、精神病のような扱いも受け、やっとインターネットでこの病気を知り、秋田の専門医を訪ねた証は、とても感動的で、医療に携わるものとして、常に、相手の立場に立った援助を心がけていかなければ!と強く思わされました。
 来年は、50回を迎え、東京で大きな大会が開かれるそうです。たくさんの職員が、参加できるといいと思います。
 貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
 

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