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第49回全日本病院学会秋田大会に参加して
医療法人恒貴会 財務経理課 課長補佐 大木武彦
○ 9月22・23日の2日間にかけて、第49回全日本病院学会秋田大会に参加させて頂きました。
会場は2ヶ所に分かれましたが、その中で7エリアにて一般演題発表、講演等が行われました。
一般演題発表病院数も全国で約150を超え、また、演題発表数は200を超えるほどの大会でした。
その他、特別講演、特別企画、ランチョンセミナー等が行われ、現在の医療界の問題点、各病院での対策や、実施し
ている研究発表と、どこも熱心な力のこもる発表でした。
一般演題は、診療・看護・リハビリ・介護・MSW・情報管理・病院管理・栄養・薬剤・臨床検査・放射線と各病院がそれ
ぞれ研究し、実施している方法や結果、改善事項と言うような内容が多数でした。
○ 当院の演題発表
「療養病床の医療区分が当院の退院援助に及ぼす影響調査から見えてきたもの、そして今後の対札」
地域ケア連携室 前田直子
「経鼻胃経管栄養法で半固形栄養剤の導入を試みて 液体経腸栄養剤の合併症により栄養困難な事例」
南2階病棟看護師 麻尾友香
当院の演題発表においては、どちらも緊張せずはっきりした発表でした。
地域ケアからの発表においては、超高齢化社会の中、介護療養型医療施設の大幅な削減に向けての今後の対応
として内容には、どの出席者も聞入ってました。看護部からの発表では、寝たきり患者様が多い病棟ならではの研
究事例の発表であり、写真や見やすい文字を活用し、分かり易い発表であった。
質疑や座長からの質問に対しても、つまる事なく的確な返答ができていました。
○ 一般演題 「残業対策への取り組み」
診療科目22科 1日平均外来数1,123人 職員数347名のクリニックの演題発表
全課残業時間平均2,900H/月(医事課・健康管理センター・血液浄化センター・通リハ・検査課等)
(医事課47% 1、374H 健康管理課15% 437H 通リハ10% 281H その他)
医事課 H18・10月の残業時間は、1,374H/月であった。目標削減時間は5%減の1,305Hへ残業時間削減への
取組みついて。
残業要因分析→対策の見直し→新たな対策の検討、実施
対策
・一律終了時間制(レセプト期間)
・会計カード見直し 1人2回→1回
・時差出勤導入(遅番・残番)
上記の業務見直しを行い、結果143H減らし1,231Hにする事が出来た。その後も継続中との事。
今後の課題としては、残業時間対策の継続・それによる職員の身体的ストレスの軽減、そしてモチベーションの向上
へつなげられるようにするとの事です。
ちょっとした業務の見直しを行う事により時間短縮ができることから、当院においても見直しは必要かと思われます。
また、それにより心にゆとりができ、スキルアップへ繋がるものだと考える。
○ 一般演題 「未収金発生防止への取り組み」
病床数326床 平均在院日数9,2日 病床稼働率98%
未収金担当者を2名専属配置し回収、督促、訪問等を行い未収金者へ対応してきた。
しかし、逆に他職員が未収金に対する意識が薄れてしまい、専属者任せになってしまった。
この現状を打破する為、全職員が各役割を持って、発生防止の観点から活動を行った。
役割
・入退院管理室・・支払い困難者キャッチ 保険未加入者キャッチ
・各病棟入院担当者・・・未加入者へのアプローチ 定期未払者へのアプローチ
・未収金管理担当者・・・支払い相談を受ける
・MSW・・・支払い困難者を生保へつなげる
・医師・Ns・コメディカル・・・支払い困難者の情報提供
・未収金対策チーム・・・防止対策の具体案策定
(内金の徹底・指導、高額未納者への督促、スタッフへの教育、法的手段の実施)
未収金発生の対策として
・入院費概算表の作成
・24H支払い可能な、自動支払機導入
・日曜日、祝日退院への対応として、医事課入院担当者の当番制出勤
・預かり金の導入(入院時に3万円預かる)
この演題を聞き、未収金を減らす為には、未収金を発生しにくくするシステムの構築が必要である。
次に未収金となりそうな患者を早期に確認し、早期相談を行うこと。そして、各職員が強い意志と情熱を持って未収金
削減へ取組む事が必要である。
今回の全国大会に参加して、演題発表に関して感じた事は、スクリーンに画面いっぱいの文字で淡々と読み続ける発
表は、発表者の独り舞台と感じられた。 また、せっかくまとめ上げたグラフや結果一覧なども、文字が小さく前列者く
らいしか見えず、後列ではその辺になると誰も聞いていない状況でした。
聞いている方を引き込ませるには、文字、グラフ、表などの大きさに十分注意しまた、パワーポイントのバックの色使い
や、それに対する文字の色使いにも注意が必要であると感じました。
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