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「福祉の郷」を中心とした街づくり形成(私案) |
今や、日本は世界に類を見ない急激な高齢化により世界1の長寿社会になり、人生80年時代を迎えている。それに伴い、社会保障制度も早急な改革をしなければならない時期にきている。しかし、東京を始め各首都圏の住民は定年退職後、高層ビルのマンションで引きこもりがちな毎日を送っている。貯蓄はあっても、老後の過ごし方が分からず、生き甲斐の無い余生を漫然と暮らしている。 このような人達を見ていると、やはり「老後安住の地」をつくるのも政策である。第二の人生を過ごすことが出来る「安らぎの郷」を構築し、裕福な人をこの地域に誘致する方策を考えたらどうであろうか。 |
郷づくりの条件整備(私案) 【基本理念】 経済的不況のなかで社会保障制度がまったく不透明で、預金がなければ安心した老後を望めないのは非常に淋しいことである。このような不安を取り除くことが目的で、お互いに利益を与え合うような社会づくりを考える。 【方法】 「医は仁術」である!その意識を決して忘れてはならない。 年金は個人のものであり、自助・公助・共助といっても、現在の年金制度は20年間老人のために払い込めば、将来自分が貰える資格がある。だから少子化時代では、自分が高齢者になった時、自分を支えてくれる人がいるのだろうか?という疑問で年金は空洞化している。これを防ぐために、20歳以上の国民が全員年金を積み立て、年金受給時には掛け込んだ金額に比例して基礎年金の受給額が決まるという制度にしたら分かり易いのではないかと思う。 しかし、現状の「保険制度」と逆行した「積立方式」なので、「医療・福祉・介護制度」や「年金制度」にかなり工夫を必要とする。 【以下のような条件整備を列挙する】
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医療・保険・福祉機能整備イメージ 有料老人ホーム:豊かな自然の中での生き生きとした生活と、質の高い医療・福祉による安心の確保 |
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街づくりのメリット | |||||||||||
定年退職した老齢者が第二の人生を求めて首都圏からこの地域に招致するのは、この地域の発展には非常に重要なことである。安心した老後を過ごして貰うには「医療・介護・福祉」等の特色を持たせることが重要な意味を持つ。 GDPの6割を占める消費を増大させることはその地域に人が集積しなければならない。そのポイントは国民が一番不安に思っている独特な社会保障制度である。裕福な人が集まることは各自治体にはかなりのメリットがある。 逆に医療・福祉サービス提供者側も人口が減少すれば、いずれは患者が減少することを考慮し、長い目で見て、地域の人口集積は提供者側にも将来展望がある。その意味では、その長期計画に今から協力して頂くように要望する。 即ち、自治体も施設提供者側も得をするし、何よりも地域で生活する人達が一番喜んで貰えるような”街づくり”を皆で構築するべきである。
以上が私の私案であるが、国民基本台帳ができていないので全国に実施することはできない。まず、モデル事業として地方からこの制度が可能なのかどうかを実施するのが第1段階である。 有効な医療・介護費用はますます高齢化が進むのであるから、サービス提供者側も定年制を設け医療費全体を節約する必要がある。 |
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