高脂血症は高血圧、糖尿病肥満と並んで動脈硬化の主たる危険因子になっています。動脈硬化は狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など突然死の元ともなる重篤な病気の原因となりこれを放置することは非常に危険です。
血中の総コレステロール(T-chol)で220mg/dl以上、中性脂肪(TG)で150mg/dl以上が診断基準となっています。
血中のコレステロールには組織中の余分な脂質を回収するいわゆる善玉コレステロールのHDL、逆に組織に脂質を運び出す悪玉コレステロールのLDLなどがあり、HDLは高いほど、LDLは低いほど良いとされています。
高脂血症の原因としては(1)遺伝性、家族性のもの、(2)肝臓や腎臓、甲状腺などの疾患によるもの、そして(3)生活習慣によるものがあります。
生活習慣については偏食、過食、間食、過度の飲酒、喫煙、運動不足、ストレスなどが関与しているとされこれを改善することが重要です。
食事については肉を控え魚や豆腐などの大豆加工品を多く摂る、脂っこい物を控える、野菜、海草、キノコなどの食物繊維を多く摂る、果物を含む甘いものを控える、コレステロールを多く含んだ鶏卵(特に卵黄)、イクラ、うなぎ、レバーを控える、間食が増えるのを防ぐため朝食もきちんと食べる、といったことが大事です。
アルコールの適量はビールなら大瓶1本、日本酒、焼酎なら1合、ウイスキーの水割りでシングル2杯程度までです。
喫煙は善玉のHDLを低下させます。対して適度の運動はHDLを高めます。1日400kcalの運動を目標としますが、これは1万歩の歩行に相当します。
日頃から習慣化していない人にはかなりの負担となるので徐々に増やしてゆくと良いでしょう。200kcal相当の運動の目安としては歩行60分、ジョギング30分、ゴルフ練習40分、テニス、水泳20分といわれています。
また脂肪の分解を効率よく行うためには楽過ぎず激し過ぎず息が上がらない程度の強さで出来るだけ継続的に無理なく行うことが重要です。
過剰なストレスもコレステロールを上昇させるので注意が必要です。
(筑西市商工会会報「あじさいメール12号」掲載) |