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関節リウマチはからだの多くの関節に炎症が起こり、関節がはれて痛む原因不明の病気です。進行すると関節の変形と機能障害が起こります。患者さんの数は30歳以上の人口の約1%にあたり、30歳から50歳に発症のピークがあり、女性に多く認められます。 治療は、今のところ根治できませんが、薬物療法、手術療法、リハビリテーションがあります。 治療の中心となる薬物療法には1、抗リウマチ薬と免疫抑制薬、2、非ステロイド性抗炎症薬(消炎鎮痛薬)、3、副腎皮質ステロイド、4、生物学的製剤(抗サイトカイン療法)があります。従来は、マイルドな非ステロイド性抗炎症薬からはじめて、強力な副腎皮質ステロイドや抗リウマチ薬を段階的に使用していました。しかし関節破壊防止を目的に、現在は、発症後早期から積極的に抗リウマチ薬(主にメトトレキサート)を使用するようになっています。また、生物学的製剤といわれる、化学的に合成したものではなくバイオテクノロジー技術で開発された新しい薬も出てきています。関節リウマチの炎症や痛み・腫れ、そして骨や軟骨などの関節破壊を引き起こす原因となる物質を抑えることにより、その効果を発揮します。これは将来の関節の変形を予防することが期待できる画期的な薬剤ですが、とても高価で、注意すべき副作用もあります。 手術療法には、人工関節置換術、滑膜切除、関節形成術などがあり、日常生活を著しく改善させる可能性もあります。その適応は専門医と相談して行うのがよいでしょう。 リハビリテーションの目的は、筋力の増強、関節の動きの維持、いたんだ関節の修復、失われた機能の代償にあります。このために理学療法(物理療法、運動療法)、作業療法、装具療法(手、膝、靴その他)などが行われます。炎症の強いときは痛みのコントロール、局所の安静をはかります。しかし、炎症が落ち着いてからは、関節を曲げ伸ばすストレッチ運動を行い、可動域が狭くなっていくのを防がなければなりません。また、関節軟骨はその新陳代謝に必要な酸素や栄養素は関節を運動させることによって軟骨細胞に届けられる仕組みになっており、動かさないとだめになってしまいます。
(筑西市協和商工会会報誌「あじさいメール19号」掲載)
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