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医局だより22 −「電磁波が体に及ぼす影響にとは・・・?」昨今迫る電磁波社会、テレビ・ラジオ・携帯電話・パソコン一体どうなるの?



 胆石とは、胆汁の構成成分により胆道内に形成された結石のことであり、胆嚢結石や総胆管結石などがあります。中年以降は、加齢とともに胆石保有率は高くなり、70歳を超えると約20%となり、1993年の全国集計では1000万人を超えて女性にやや多い傾向があります。
 主な症状には、@胆石疝痛:発作時、右季肋部から心窩部に痛みを生じ、右背部から右肩に放散痛を伴うことが多い。A発熱:高熱を伴うことが多い。B黄疸 などがあります。
 治療適応には、@無症状胆嚢結石(胆石発作なし)A有症状胆嚢結石(胆石発作あり)B合併症併存胆嚢結石(急性胆嚢炎、胆管結石、胆石膵炎、悪性疾患などの併存に分類されており、無症状の胆嚢結石に対する治療は自然経過での一年間の発作発現率は、1〜2%と低く生命予後も良好であるために、一般的には経過観察とされますが、年一度の受診をおすすめします。有症状の胆嚢結石は、手術療法(腹腔鏡下胆嚢摘出術、開腹胆摘術など)を施行されることが多い。軽い症状を有する患者さんが一年間に重篤な症状や合併症(急性胆嚢炎、急性胆管炎、急性膵炎、黄疸など)を発生する確率は1〜3%と言われ、中程度の症状で発症した患者さんがその後重篤な症状や合併症のため手術を受ける確率は年間6〜8%と言われております。
 その他治療としては、薬物療法(経口溶解療法)、体外衝撃波による結石破砕などありますが、胆石症は不治の病ではないので、医療機関を受診し、医師と納得のいく治療を相談し、患者さんにとっての最良の医療を受けられることが望ましい。

(筑西市協和商工会会報誌「あじさいメール25号」掲載)
 





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